こんにちは。採用広報責任者のikai( @ikai0428 )です。自己紹介は以前書いたこちらの記事をご覧ください( 入社エントリー〜東証一部上場企業の採用マネージャーがフリーランスを経て40名規模のスタートアップに転職した話〜 )。
この1ヶ月はワーケーションや出張のため、東京、仙台、京都、三重と色々な場所で仕事をして、フルリモートを謳歌しています。
こちらの記事はNota Reborn Calendar 2022の1日目の記事です。
先日のプレスリリースで Nota株式会社 は、2022年10月1日より 株式会社Helpfeel に社名変更することを発表しました。
そこで、Nota株式会社として活動できる残り1ヶ月間を盛り上げていくため、時期はずれではありますがアドベントカレンダーとして Nota Reborn Calendar 2022 を更新していきます。
古参、新参問わず色々なメンバーが記事を書く予定なので、Notaを知る機会として是非お付き合いいただければ幸いです。
今回の記事では、2022年3月から開始した採用イベント「 Nota ALL STARS Meetup 」が満足度平均4.8点、内定承諾率89%(※)!という非常に好評なイベントに成長したので、振り返りを書いてみたいと思います。
※満足度平均:参加者アンケート(5点満点)で満足度を収集して、全17回の平均値を出しています。
※内定承諾率:イベント参加者で内定を出した候補者数を分母としています。
目次
- Nota ALL STARS Meetupとは
- 満足度平均4.8点、内定承諾率89%のイベントをどうやっているのか
- 採用活動は回り回ってカルチャー浸透に効果がある
- 最初から順調なイベント企画だったのか
- まとめ
Nota ALL STARS Meetupとは
「Nota ALL STARS Meetup」は、業務内容・やりがい・働き方を含めてチームの雰囲気をお伝えし、あわよくば採用につなげたい下心のあるイベントです。
2022年3月にスタートしてから通算17回、月に2〜4回のペースで運営しています。
ネーミングの背景としては、こんなところから着想しています。
- STARSはNotaメンバーを意味し、代表や役職者ではなく日頃業務に当たっているメンバーに光をあて、ボトムアップな空気を社外に届けたい。
- 出し惜しみをせず、ALL STARS、つまり色々なNotaメンバーが登壇する。
- そして、メンバー全員で次のSTARS(仲間)を探しに行く全社採用のスタンスを示す。
我ながら良いネーミングだと思いますが、皆さんはどう思いますか(笑)
イベントの特徴は、
- 毎回必ず、代表の洛西さん自ら会社説明とHelpfeelのデモを行うこと
- パネルディスカッションと質疑応答に比重を置いたタイムテーブルであること
- パネルディスカッションのモデレーターは洛西さんが務め、"社内ミーティングの雰囲気をそのままお届け"をテーマに、登壇メンバー中心に会話が進んでいくこと
にあります。
詳細はイベントページとYouTubeのアーカイブ動画をぜひ見ていただきたいです。
- https://corp.helpfeel.com/ja/events
- https://youtube.com/playlist?list=PLmoRDY8IgE2OubiqRj8KgMo-JZwaAtF2Y
満足度平均4.8点、内定承諾率89%のイベントをどうやっているのか
このイベントは立ち上げ当初から、採用候補者の新規獲得・選考中候補者のナーチャリング・社員へのカルチャー浸透の3つを目的として設計しています。
ではなぜ、高い満足度・内定承諾につながっているのかというと、次のように認識しています。
※イベントの参加者アンケートでもよくコメントをいただくポイントです。
- プロダクトのデモがあり製品イメージがつけられること
- 代表がモデレーターとなり、会議の時の雰囲気が疑似体験できること
- Notaのカルチャーを直接目の当たりに出来ること
- 質疑応答が盛んでカジュアル面談よりも得られる情報量が多いこと
プロダクトのデモがあり製品イメージがつけられること
toCではなくtoBの製品は候補者にイメージを持っていただきにくく、Helpfeelが位置しているFAQ市場も候補者にとって馴染みがあるわけではないため、代表の洛西さんに必ずデモを行ってもらうようにしました。
代表がモデレーターとなり、会議の時の雰囲気が疑似体験できること
パネルディスカッションでは代表がモデレーターになり、カジュアルにメンバーに話題を振っていくため、社内会議の雰囲気や代表との距離の近さ、和やかだが仕事に真摯に向き合うメンバーの姿勢をアピール出来たように思います。
代表の洛西さんも決して自分語りをせず、メンバー中心に話題を進めるファシリテーションをしているのも大事なポイントです。
Notaのカルチャーを直接目の当たりに出来ること
イベント中は参加者を置いてけぼりにしないよう、自社開発のドキュメントツールであるScrapboxに議事録を書いて、それを画面共有しながら進めていきます。
それにより、大事にしているドッグフーディングのカルチャーだったり、メンバーのプロダクト愛、Scrapboxを使ったテキストコミュニケーションのカルチャーを表現しています。
また、この取り組みによって、フルリモート・フルフレックスでどうやって業務を回しているのかもイメージを持てたと候補者からフィードバックをいただいたりします。
質疑応答が盛んでカジュアル面談よりも得られる情報量が多いこと
パネルディスカッションでは適宜チャットで質問を受け付けていて、インタラクティブなコミュニケーションを重視しています。
他の参加者の質問が呼び水になって、どんどん質問が出てきます(正直時間が足りなくなるくらいですw)。
結果的に、1人でカジュアル面談に参加いただくよりもたくさんの情報量が得られます。
採用活動は回り回ってカルチャー浸透に効果がある
記事の冒頭で、イベントの目的の1つに社員へのカルチャー浸透をあげましたが、組織拡大を続けるNotaでは社員へのカルチャー浸透は大事な意義を持ちます。
そこで次のようにイベントを設計しています。
- 色々な職種の社員に登壇してもらう
- 社員の視聴を大歓迎
- 視聴している社員がイベントの裏番組的に雑談を行うScrapboxページを作成
色々な職種の社員に登壇してもらうことにより、登壇している社員は業務内容や思いを言語化する機会を得ますし、視聴している社員は、ビジョン・事業内容の再認識、他部署の仕事内容や人柄を知る機会になります。
また、雑談用のScrapboxページがあることで気軽に横のコミュニケーションも取ることが出来ます。個人的には採用と同じぐらい社内コミュニケーションを重視しているので、良い機会になっているのではないかと思います。
参考までに雑談している様子のスクリーンショットを貼りますw
最初から順調なイベント企画だったのか
このイベント企画は定量的にも定性的にも成功だったと感じていますが、実際のプロジェクト進行はかなり泥臭く大変なものでした。
とりあえずやってみた:2021年12月頃
- お試しでNota単独で採用イベントを開催
- 当時の募集ページです https://www.wantedly.com/projects/800089
仮説検証として1ヶ月間イベントを運用:2022年3月頃
- 年度末の採用ブースト施策として、1ヶ月間限定で4回開催
- 当時の募集ページです https://corp.helpfeel.com/post/nota-all-stars-meetup
- 採用の実務担当は私しかおらず通常業務と並行して気合いと根性で準備
- 集客をグラフにして毎日全社Slackで状況報告とSNS拡散の呼びかけ
- 結果的に、1ヶ月間で150名以上の集客
1ヶ月間の成果を元にリソース増強:2022年4月〜現在
- トライアルだった3月のイベント結果が良かったため毎月開催のイベントに昇華
- イベントのロジ周りを専任で行うメンバーを採用
- コーポレートサイトに特設ページを設置
上記のように、かなり手堅く段階を追ってイベントを企画していきました。
最初から大がかりな準備をせず、周囲の納得感を気にしながら準備できたことは後々社員の協力を得やすくなりイベント運用が円滑になったなと感じています。
まとめ
- 満足度平均4.8点、内定承諾率89%のイベントは”社内ミーティングの雰囲気をそのままお届け”というコンセプトと内容がマッチした結果だと思います。
- 採用活動はオープンに全社で行うことによってカルチャー浸透に効果がありそうです。
- (当たり前ですが)最初から大がかりな施策にするのではなく、段階的に進めていくことが大事。
最後に
Notaでは全方位で採用を進めています。特に今回のような施策を一緒に考えて、Notaといういいコミュティを作りたい!と思ってくださるリクルーティングマーケター(採用担当)を募集中です。
ぜひ次のSTARになってくださる方をお待ちしています。興味がある方はカジュアル面談しましょう!