みなさん、こんにちは。株式会社HelpfeelのCEOの洛西です。
この10月から、社名を変え、NotaからHelpfeelにリブランディングしました!
この記事では、社名変更の裏側をご紹介しつつ、新社名に込めた想いを共有していきたいと思います。
社名をプロダクトに合わせるべきか、別にすべきか?
今回の社名変更の裏側に大激論があったのか、というとそうではありません。ただ、半年間くらい、どちらがいいかずっと悩み続けていました。「最後はお寺に1週間籠もって考えるとよい」というアドバイスをどなたかにもらい、なるほどそういう類の意思決定なのだと妙に納得しました(1)。最終的に背中を押したのはこの一言でした。
またスタートアップの経営者が集まるICCサミットというイベントで、先輩経営者に聞くというセッションがあり、運良くそこで聞く側になるという機会をもらいましたので、歴々の皆さんに勇気を振り絞って聞いてみました。するとステージ上は、ブランド名をプロダクト名に統一する派と分ける派の真っ二つに分かれ、悩みがますます深まることになりました。しかし、どちらの意見にも接することができ、客観視できました。
SmartHRの宮田さんの社名やプロダクトのネーミング方法 (SmartHR と Nstock と失敗例)も参考にしました。ブランドの統一の前に、シングルプロダクトでいくべきかマルチプロダクトか、という議論もあります。僕はもともとは圧倒的に前者の考え方でした。Notaという社名もプロダクトの名前で、「Note」のラテン語から来ています。当時も、プロダクト名でありながら発展性のある名前にしようと知恵を絞りました。
最終的には、ブランドが分散することによる2重コストの解消に重きをおき、社名を「株式会社Helpfeel」にすると決めました。同時に、会社としてのビジョンは変えず、HelpfeelがGyazoやScrapboxを含む全プロダクトの哲学を表す名称にもなるようにコンセプトを調整しました。社内で発表したのは2ヶ月くらい前だと思います。ほとんど反対意見はありませんでした。
「Helpfeel」に込めた想い
Notaの創業当初から「すべてのITは、今後、人を助けるものになる。つまり、人が本来やりたいことを拡張していくものになる」と謳っていたので、当社3つめのプロダクトの名前に"Help"という言葉を使ったのは、まさにその思想にぴったりでした。
Helpfeel は Helpful + Feel を組み合わせた造語です。
Helpfulには、
役に立つ、有益な、進んで手伝うという意味があります。「Be helpful!」のように人に対しても使います。
Feelには
感じる、感覚、肌触りなどの意味があります。
つまりHelpfeelは「役に立つと感じる」と読むことができます。
テクノロジーの会社でありながら、人のためになる人間中心のもの作りを提唱している当社にとってはとてもしっくりきます。当社のプロダクトは、UI(ユーザインタフェース)の「肌触り=Feel」をとことん突き詰めている点をユーザーに評価されることが多いので、そういう意味でも、この名前に特別な意味を込めています。
誰でも覚えやすい単語である一方で、類似の名前がなく、非常にユニークだと思います。
将来の広がりがある名前
当社のプロダクトはカスタマーサポート用途だけにとどまりません。ナレッジの発見と創作によってすべての顧客接点や従業員接点を改善する「エンタープライズサーチ」を掲げる当社にとって、将来の展開がしやすいのもメリットです。
すべての接点をHelpfulにするということは、当社にとっても顧客企業にとっても究極の目標です。あらゆる企業は顧客接点や従業員接点を持っていますから、その改善に貢献できる。この目標が達成されるまでは、Helpfeelはプロダクトも事業も成長し続けます。ゴールが名前に入っているというところがとても気に入っています!
Advent Calendarの最後に
さて、リブランディングに伴う、1ヶ月の長いAdvent Calendarも今日で最後です。
これまで当社が発展してきたのは、Notaの製品・サービスをご愛顧いただいた皆様のおかげです。新生Helpfeelでもすべての製品・サービスを継続し、さらに発展させていきますので、どうぞよろしくお願いします!
また、当社で近い将来一緒に働くことになるかもしれない、あなたに。みんなで書き繋いできたAdvent Calenderをぜひ最初から見てもらえればうれしいです。Nota Reborn Calendar 2022 〜NotaはHelpfeelへ生まれ変わります〜
※ブランド変更の詳細については、ブランド変更のお知らせと 社名変更と調達のプレスリリースもご覧ください。
注1
結局、お寺には籠もっていません。そういう気持ちで考えたということで...