米国シリコンバレーで創業したSaaSスタートアップ・Nota株式会社、「株式会社Helpfeel」へ社名変更、CI/VIをリニューアル。総額6億円を資金調達し、新CTO就任で組織体制を強化

2007年に米国シリコンバレーで創業したSaaSスタートアップ・Nota株式会社(京都府京都市 代表取締役/CEO:洛西一周 以下、当社)は、検索型FAQシステム『Helpfeel』を基盤に、さらなる発展を目指して、10月1日(土)より、CI/VIを刷新いたします。それに伴い、本日9月5日(月)、コーポレートサイト(https://corp.helpfeel.com/)をリニューアルいたしました。

また、シリーズCラウンドとして、One Capital株式会社(本社:東京都港区、代表取締役CEO 浅田 慎二)をリードとする投資家から、総額6億円の資金調達を行い、組織体制面では新CTO就任により開発体制を強化することで『Helpfeel』を中心に、事業を加速してまいります。

写真は左から秋山博紀、洛西一周、宮長志帆

CI/VI刷新の背景

当社は、世界初の独自アルゴリズム「意図予測検索」を搭載し、0.001秒の応答速度でCXを向上させる、検索ヒット率98%の検索型FAQシステム『Helpfeel(https://helpfeel.com/)』や、情報を知識にするメディアキャプチャー『Gyazo(https://gyazo.com/)』、知識を磨き上げるアイディエーションツール『Scrapbox(https://scrapbox.io/)』の3つのクラウドサービスの開発/運用を行っております。
これらのプロダクトはそれぞれ異なる特徴をもっており、『Gyazo』は個人や組織のスクリーンショットやウェブの共有・管理ツールとして、『Scrapbox』は主に組織内のドキュメントの共有・管理ツールとして、『Helpfeel』は社内外のFAQ等の検索システムとして活用いただいております。しかし、これらは全てその人にとって「役に立つ情報=知識(ナレッジ)」を共有・活用するためのプロダクトという共通項があることから、連携することによりさらに効果を高めることができると考えております。
今後は、「ナレッジテクノロジー」のプラットフォームとして、3つのプロダクトを連携することにより、エンドユーザー・従業員・カスタマーサポート業務に携わる方々等、あらゆるユーザーが、ナレッジを簡単に手に入れられるようになる「All-in-One Enterprise Search」という概念のもと、事業を拡張させてまいります。そこで、3つのプロダクトのうち中核製品となる『Helpfeel』を新社名にいたしました。またこれを機に、企業・サービスロゴとビジョンも刷新いたしました。

CI/VIに込めた想い​

▼新CIについて

もともと『Helpfeel』は、「Helpful(役に立つ)」+「Feel(感じる)」を意味する名称として策定しました。
当社は、『Helpfeel』だけでなく『Gyazo』と『Scrapbox』にも共通する想いとして、創業時から「⼈を置き換えるのではなく、⼈の弱い部分を助けるツールを作る」をコンセプトに、人間中心の設計・デザインのクラウドサービスを開発してまいりました。情報化社会を生きる上で、テクノロジーが人に取って代わるのではなく、共存して人の可能性を拡張することが重要だと考えております。今後、『Helpfeel』を基盤事業として成長する中で、「人間中心の社会で、テクノロジーが人を支え、共創することで、持続可能な世の中を描いていく」という意思を表明するため、社名を『Helpfeel』とし、CI/VIを刷新いたしました。

なお、新CIに関する詳細は下記をご覧ください。
https://corp.helpfeel.com/ja/rebranding

▼新ビジョンについて

テクノロジーの発明により、人の可能性を拡張する

人の好奇心は無限大であり、テクノロジーの可能性も無限に広がっています。
私たちは人にとってスムーズで頼もしい両者の関係を設計することで、⼈間の思考とコミュニケーションを加速します。

▼新VIについて

人とデジタルが出会うところに、見えない『Helpfeel』が存在し、2つが結ばれる中心に『輝き=「人の可能性」』が放たれるイメージを表現しています。

▼株式会社Helpfeel 代表取締役社長CEO 洛西一周のコメント 

・12歳からプログラミングを始める

・高校生のときに開発した情報管理ソフト『紙copi』が億単位のセールスを記録

・2003年 経産省IPA未踏ソフトウェア創造事業天才プログラマー認定

・慶應義塾大学大学院修了後、2007年より渡米。シリコンバレーでNota Inc.を設立。シリコンバレーで、ユニバーサルなプロダクトの開発とマーケティングを進め、北米・欧州市場でも事業を成功させた(現在の海外売上比率は30%以上)

これまで伴走していただいた投資家から、追加出資という形で投資をいただき大変うれしく思います。実際に事業を見ていただいた上で評価いただけたことは特別なことだと考えています。また、当社のサービスをご愛顧いただいている個人および法人のお客様にも感謝申し上げます。クラウドサービスは、常に進化していくのが特徴ですが、その中でも皆様の期待を上回る速度でサービスを改善し続け、生活やビジネスになくてはならない存在となるよう努めていきます。

▼VI刷新を手がけた、株式会社カナリア 徳田祐司氏からのコメント​

Helpfeelの仕事を始めて驚いたのが、突出した創造性と、対話の質が高くチーム内の関係がとても気持ちの良いことでした。洛西さんのインクルーシブなリーダーシップと、それに真っ直ぐに応えるスタッフのみなさんがつくりだすプロダクトはきっと、常に人を想い、磨かれ、激動の波を軽々と乗り越えていくと確信しました。
デザインに込めたのは、「人とデジタルの出会いが生み出す無限の可能性」。
'勝手に開く自動ドアのような存在に'と、ユニークなメタファーで語ってくれた人想いのHelpfeelのために開発したデザインは、人とデジタルをイメージした黄と青のエレメントと、その間に挟まれ浮かび上がった無限の可能性を意味する輝きで構成されています。でも、実はこの輝きは存在するのに実態がない、というアイデア。彼らのフィロソフィーを取り入れたデザインです。
いつまでも影で支え、人を想い続けるHelpfeelのために。

資金調達について

One Capital株式会社、Salesforce Ventures、みやこキャピタル株式会社を引受先として、シリーズCラウンドで総額6億円の資金調達を実施いたしました。累計調達額は約13億円になります。

▼資金調達の使途

1.『Helpfeel』を始めとするプロダクトの開発推進
エンタープライズサーチ分野における『Helpfeel』の機能拡張、各プロダクトの機能刷新等のためにプロダクト開発に注力いたします。

2.各プロダクトのセールス・マーケティング活動の拡充
オンラインの顧客体験(CX)改善、カスタマーサクセス・カスタマーサポートの強化等、業務のDX化が急務となる分野を中心に、各プロダクトの導入を進めるべく、セールス・マーケティング体制を強化いたします。

3.採用の強化
調達した資金を元に、意欲的に新サービスの開発を行い市場を開拓していきます。自律性を持って組織の成長に貢献できる人材(エンジニア、セールス、マーケティング、カスタマーサクセス、ウェブディレクター、デザイナー等)を幅広く募集してまいります。

▼今後の展望
テクノロジーの発達により利便性が高まる一方で、玉石混交の情報が溢れることにより、正しい情報へアクセスすることが困難になっていると感じています。当社はこの弊害を打破すべく、『Helpfeel』、『Gyazo』、『Scrapbox』の3つのプロダクトを連携させることで、その人にとって「役に立つ情報=知識(ナレッジ)」を見つけ出し、作り、届け、テクノロジーと共存し無限の可能性が広がる持続可能な社会を創造することを目指します。

▼投資家からのコメント


One Capital株式会社

代表取締役CEO, General Partner 浅田 慎二 氏

前回ラウンドに続き、リード投資家を務めさせて頂けたことを大変嬉しく思います。急成長を側で見させていただき、事業に専念しモメンタムを加速して頂きたいと思い、即決で追加投資をコミットしました。組織、プロダクトを一気にレベルアップさせた洛西CEOの手腕に大きな信頼を寄せています。エンタープライズサーチという大きな市場にて、新生Helpfeelがリーディングカンパニーになれるよう、One Capitalも強い意思で支援して参ります。

Salesforce Ventures
プリンシパル 細村 拓也 氏

前回ラウンドでの出資から驚異的な成長を続ける同社に追加出資させていただくことを光栄に思います。ユーザーを適切な回答に導いてくれるHelpfeelの革新的な技術はその汎用性が高いことから、カスタマーサポート以外のユースケースにも今後拡大していていくことを確信しています。今年の4月に公開したSalesforce AppExchangeの「Helpfeel for Salesforce」でコールセンターDXの実現を支援していきながら、Helpfeel社の成長により一層貢献していきたいと考えています。

みやこキャピタル株式会社
代表取締役 岡橋 寛明 氏

創業当初より洛西さん率いるHelpfeel(旧Nota)チーム全体の発想力、技術力、実行力にデジタル生産性改革の未来を大いに感じ、京都のスタートアップ仲間として伴走してまいりました。Gyazo、Scrapboxに続いてローンチされたHelpfeelが画期的なFAQ検索システムとして急速に普及し、さらなる成長が期待されることからこのたび追加出資の機会をいただきました。事業、会社、チームの皆さんの益々の活躍と成長を確信しております!

CTO交代による新体制について

『Helpfeel』を始めとするプロダクトの開発推進及び、エンジニアを中心とする採用力の強化のため、新CTOとして、経産省IPA未踏ソフトウェア創造事業に採択された秋山博紀が就任いたします。
前CTOの増井は、創業時からユーザインタフェースに関連する幅広い研究開発をもとにした発明力と技術力でNotaを牽引してまいりました。
更なる拡大ステージを見据え、高い技術力に加えて、VPoEとして組織を統轄してきた実績を持つ秋山がエンジニアのマネジメント/組織運営のさらなる強化を図ります。
なお、前CTOの増井俊之は、テクニカルフェローとして引き続き当社の新プロダクトの発明に注力してまいります。

▼株式会社Helpfeel CTO 秋山博紀のコメント

・11歳でプログラミングを始める。
・2005年にU-20プログラミングコンテスト経済産業大臣賞受賞。
2008年に経産省IPA未踏ソフトウェア創造事業採択。
・慶應義塾大学在学中に、スタートアップ企業の共同創業者として立ち上げに参画。全世界2,000万ダウンロードのカメラアプリの開発に従事。後にKDDIグループSupershipが事業買収。

Nota株式会社では2016年よりVP of Engineeringとして開発組織の陣容拡大とGyazoのProduct-Led Growthによる収益化を実現しました。また、高付加価値なサービスをより多くの顧客に提供することを目指し、ScrapboxとHelpfeelの組織的な開発と発展に尽力しました。株式会社Helpfeelではテクニカルフェローに就任した増井とともに、独創的な発明を武器に顧客課題を強力に解決する開発組織をさらに拡大強化し、事業成長へ寄与することを目指します。

なお、当社では採用を強化しております。採用候補者向けの資料を公開しておりますので、ぜひ当社採用ページをご覧ください。


採用ページ

https://corp.helpfeel.com/ja/recruit
▼Meety 裏凸で採用情報発信中
https://meety.net/articles/t2--bmj-_mx7keov

Helpfeelの事業について

▼知識を届けるエンタープライズサーチ『Helpfeel(ヘルプフィール)』

新型コロナウイルス感染症の拡大により、顧客接点が対面から非対面へ変化するなか、75%の人はオンラインで問題を解決できないという調査データ(※1)があります。非対面化とともにカスタマーサポートの業務範囲は広がり、顧客対応のDX化が求められるようになりました。このようななか、『Helpfeel』は、POSレジアプリ「Airレジ」や、印刷・集客支援のシェアリングプラットフォーム「ラクスル」、愛媛県松山市に本店を置く株式会社伊予銀行等、多くの企業様に導入頂き、2019年のサービスリリースから3年間で、導入企業は100社を超えています。
(※1) 出典:ブランド戦略研究所_サポート調査結果分析2014

世界初の独自アルゴリズム「意図予測検索」を搭載し、0.001秒の応答速度でCXを向上させる、検索ヒット率98%の検索型FAQシステムです。2003年度経産省IPA未踏ソフトウェア創造事業天才プログラマー認定された、代表取締役 CEO・洛西一周と、米Apple・スティーブ・ジョブズに招かれてiPhoneのフリック入力システムを開発した、UI研究の第一人者・増井俊之(テクニカルフェロー)のもと、2019年に開発されました。インクリメンタルサーチ(逐次検索)により、検索キーワードの入力中に質問を予測して候補ページを表示。これまでの平均的なFAQシステムに比べて約1,000倍の高速応答を実現します。また、人がFAQの検索時に入力する曖昧な表現、感覚的な表現、スペルミスに対応し、お客様の抱えているトラブルや疑問の解決につながる最適なFAQページを表示し、カスタマーサポート担当者やコールセンターの負担を軽減します。
※サービスサイト:https://helpfeel.com/

  • 「2021年度グッドデザイン賞」受賞
  • 「Industry Co-Creation(ICC)サミットKYOTO 2021」
  • 「SaaS RISING STAR CATAPULT 次のユニコーンを探せ」優勝
  • 「Mizuho Innovation Award」2020年度第4四半期受賞
  • 「X-Tech Innovation 2020」グランプリファイナル進出

▼情報を知識にする メディアキャプチャー『Gyazo(ギャゾー)』

2007年リリース。ユーザー構成は欧米を筆頭に海外比率約86%(Gyazoは世界215の国と地域で活用)。総アカウント数2000万件、総キャプチャ数24億枚以上と世界中で利用されている。PCゲームのキャプチャにも活用され、日本や米国でプロeスポーツチームへのスポンサー支援も行った。知識を素早く見つけ、届けることができるツール。
サービスサイト:https://gyazo.com/

▼知識を磨き上げるアイディエーションツール『Scrapbox(スクラップボックス)』

2015年リリース。企画書や社内マニュアル、議事録などあらゆるドキュメントを格納し、知識へと磨き上げるアイディエーションツール。何万ものページをリンクさせ、社内の知識をインターネットのように渡り歩けるようになる。ページのネットワーク構造から関連ページが推薦され、過去のアイディアと現在を接続し、未来の発想を生み出す。総ユーザー数25万人、総ページ数1000万ページ。
サービスサイト:https://scrapbox.io/

■会社概要

株式会社Helpfeel(2022年10月1日より社名変更。旧社名:Nota株式会社)
創業:2007年12月21日(2020年12月4日に日本法人を設立)
代表取締役/CEO:洛西 一周
京都オフィス:〒602-0023 京都市上京区御所八幡町110−16 かわもとビル5階
東京オフィス:〒105-7108 東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター5階
サイト:
https://corp.helpfeel.com/
Helpfeel(旧Nota)は、2007年に米国シリコンバレーで創業したSaaSスタートアップです。経産省IPA未踏ソフトウェア創造事業天才プログラマー認定された洛西一周(CEO)と、米Appleに招かれてiPhoneのフリック入力システムを開発したUI研究の第一人者・増井俊之(テクニカルフェロー)により誕生しました。Helpfeelは「テクノロジーの発明により、人の可能性を拡張する」をビジョンに掲げ、世界215の国と地域で活用されている、情報を知識にするメディアキャプチャー『Gyazo』、知識を磨き上げるアイディエーションツール『Scrapbox』、そして知識を届ける エンタープライズサーチ『Helpfeel』の3つのクラウドサービスの開発・運用を行っています。これからも人間中心の設計・デザインのソフトウェア開発を推進し、更なるユーザーエクスペリエンスの向上を提供してまいります。

■Helpfeelに関する資料ダウンロード・お問い合わせはこちら
お問い合わせ            :
https://helpfeel.com/contact
サービス資料ダウンロード    :
https://helpfeel.com/download_resource/helpfeel_service_guide

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