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いくつ知ってる?Helpfeel CEO rakusaiが開発に携わったソフトウェア

松村 結衣
プロジェクトマネージャー / エンジニア

自己紹介

こんにちは。Gyazo プロダクトマネージャー・ソフトウェアエンジニアのyuisekiです。
「株式会社Nota」は、10月から「Helpfeel株式会社」に社名が変わります。 
それを記念してNota Reborn Calendar 2022というアドベントカレンダー企画をやっていて、この記事は21日目の記事です。

もうちょっと自己紹介

私は2018年からNota/Helpfeelでお仕事をさせていただいていました。
入社からの4年間を振り返るとこんな感じです。

2018年:Nota, Inc. Gyazo業務委託
2019年:Nota, Inc. Gyazoソフトウェアエンジニア
2020年:Nota株式会社 Gyazoプロジェクトマネージャー
2022年:株式会社Helpfeel Gyazoプロダクトマネージャー

…毎年社名や肩書が変わっていて勢いがあります。

実は入社するはるか以前から、当社CEOのrakusaiさんとは知り合いでした。
今回はNota Reborn Calendarということで、rakusaiさんが関わったソフトに関する思い出を語りたいと思います。

本題です!

rakusaiさんが開発に関わったソフトウェアを、私が知る限り挙げてみようと思います。

紙copi
https://www.kamilabo.jp/

「紙copi」は1999年にリリースされた、Webサイトのブックマークアプリです。
実は私も高校生くらいの頃に使っていました。
気になるWebサイトを片っ端から紙copiに保存していて、かなりのヘビーユーザーでした。
当時のインターネット上の情報は、各個人が私的に運営するホームページが中心となっていて、それらはある日突然消えてしまうなど、不安定な面がありました。
また、膨大なWebサイトを閲覧するのはいいものの、あとから記憶を辿って見つけることは難しいものです。
紙copiはそうしたインターネットのヘビーユーザーの不満を解決してくれるツールのひとつでした。
紙copiはその後、「ネタの種」としてジャストシステムから発売されました。
rakusaiさんのブログの振り返り記事が興味深いです。

Rakusai Note: 紙copiの10年をビジネス視点で振り返る


NOTA

http://nota.jp/group/nota-project/?home.html

 NOTA:ユーザー主導型コミュニティ活動支援システムの研究 永田周一 安村研究室 
Nota, Inc.の社名にもなった「NOTA」は2003年にリリースされた、Flashで作られた、Wikiシステムとホワイトボードを融合させたWebサービスです。
この「NOTA」を活用する過程でrakusaiさんが横浜市の地域コミュニティと関わるようになり、そこで私の大学時代の指導教官と繋がって、研究室に訪問したというのが私とrakusaiさんのファーストコンタクトでした。
当時rakusaiさんは慶應義塾大学の修士課程でしたが、私の大学時代の指導教官に論文の副査を頼むという形で繋がりがあったのでした。
そこから私とrakusaiさんの交流が始まり、当時rakusaiさんが出入りしていた国際大学GLOCOMに乗り込んで、現在スマートニュースを経営している鈴木健さんと出会ったり、岐阜県中津川市に訪れて、このあとご紹介するカーリル事業を引き継いだ吉本龍司さんと出会うなど、様々な人と交流する貴重な経験をさせていただきました。

大学卒業後の進路を迷っていたのですが、候補の一つであった慶應義塾大学大学院への進学にチャレンジしてみようと思ったのは、研究室にrakusaiさんが所属していたことも強い後押しとなりました。


縁人

Enzin:情報の公開範囲を手軽に変更できるコミュニケーションツール | 文献情報 | J-GLOBAL 科学技術総合リンクセンター
「縁人」は2005年にリリースされた、公開範囲を柔軟に指定することができるSNSです。
  最近だとTwitterがコミュニティ機能やサークル機能など、情報の公開範囲を制限する機能をリリースしていますが、視覚的に公開範囲を確認することができるのが特徴的でした。


KamiWiki

「KamiWiki」は2005年にリリースされた、TiddlyWikiを改良したWikiシステムです。
このKamiWikiも私は触っていた記憶があります。


カーリル 
https://calil.jp/

「カーリル」は2010年にリリースされた、公共図書館の蔵書情報を検索することができるWebサービスです。
たとえばAmazonで売り切れになっている本を近くの図書館で借りられるかどうかをすぐに調べることができて便利です。
カーリルはその後、株式会社として独立し、現在も運営が続いています。

【レビュー】最寄りの図書館でお目当ての本が借りられるか調べられるストアアプリ「カーリル」 - 窓の杜 
【レビュー】Amazonで検索した書籍を近隣にある図書館で借りるためのChrome拡張「Libron」 - 窓の杜

この他には、みなさんご存知、現在Helpfeelで開発・提供しているGyazo、Scrapbox、Helpfeelがあります。

結び

私から見たrakusaiさんを一言で表すと「ソフトウェアを開発するのと同じくらい、それを使ってもらうこと、そして売ることに情熱を持っている人」です。

当時は全く意識せずに使っていたのですが、「紙copi」というソフトウェアはrakusaiさんが高校生のころに開発して、シェアウェアとして販売していたのです。
その後にrakusaiさんが開発に取り組んだ様々なソフトウェアも、一貫して、社会にいかにインパクトを生み出すかということを意識していたようです。
世の中にはプログラミングの才能を持った人はたくさんいるし、商売の才能を持った人もたくさんいますが、rakusaiさんはその両方を兼ね備えているという点がとてもユニークだと思います。

学生時代の出会いから10年後の未来、rakusaiさんと再会して一緒に働くことになるとは、当時は想像もしていませんでした。
私がGyazoチームで働き始めてから早くも4年が経ちました。元々はソフトウェアエンジニアとして開発に参加したのですが、いまではプロダクトマネージャーという役割を任せていただいています。これもまた、ほんの4年前までは想像もしていなかったことです。
Gyazoのプロダクトマネージャーとして働くなかで、経営者でもあり開発者でもあるrakusaiさんから、とても多くのことを学んでいます。
特に、価値あるソフトウェアを開発し、それをユーザーへ届けること。そしてその使い心地に徹底的にこだわって洗練させること。
そうしてソフトウェアを磨き上げることが、事業や経営・企業価値の向上に通じているんだ、ということを強く意識するようになりました。

正直、プロダクトマネージャーとしてはまだまだ学ぶべきことが山ほどあるぞ…と日々痛感していますが、圧倒的に成長するチャンスだとも感じています。
これから先の未来で、rakusaiさんと共に、いまはまだ想像もしていないような経験ができるはずだと信じています!

以上、私が思い出せる限りでrakusaiさんが関わったソフトウェアを列挙してみましたが、私が忘れているものや知らないものもあるかもしれないので、ぜひツイートなどで教えてください!

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