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エンジニア目線でのHelpfeelの面白さ

松村 祐貴
エンジニア
Helpfeel サービスの詳細はこちら

Helpfeelプロジェクトマネージャー/エンジニアのniboshiです。Helpfeel社に入社してから1年ちょっと経ちました。
この記事では、自分がHelpfeelに関わっていてワクワクするポイントを3つご紹介します。

1. 自分の生活に深く食い込むプロダクトに関わることができる

HelpfeelはFAQ検索機能を提供するSaaSですが、嬉しいことに最近は自分が普段使っているサービスでも採用されるケースが増えてきました。
それだけでなく、Helpfeelは弊社の他プロダクトと密接に連携しています。つまりGyazo/Scrapboxフリークの皆さんには最高に楽しい環境ということです。以下、私のScrapboxへの愛を書き連ねたいところですが、それだと去年のアドベントカレンダーと同じ内容になってしまうので我慢して、このセクションは省略します。今回6日目のdaiizさんの記事もオススメです。

1. 自分の生活に深く食い込むプロダクトに関わることができる(再)

我慢できませんでした。Scrapbox関連の面白ポイントを厳選して一つだけ紹介します。
Helpfeel社では業務でScrapbox User Scriptを書くシチュエーションがそれなりにあります。例えばHelpfeelの導入/運用を行うメンバー向けには、Helpfeel記法のシンタックスハイライトやパースエラーの検出を行うUser Scriptが配布されています。また、Scrapbox本体への機能提案のために、User Scriptでプロトタイピングを行うエンジニアもいます。User Scriptを書くことが業務効率の改善に直結する環境は、Scrapboxファンにとって魅力的ではないでしょうか。

2. エンジニアが主体的にプロダクトの改善提案を行える

Scrapboxの厳選面白ポイント二つめです。Day14のhandaさんの記事でも紹介されていますが、Helpfeel 社の大きな特徴の一つは全社員がScrapboxに書きまくる文化です。そのため、他部署の議事録などがオープンなだけでなく、コメントして議論に参加することも簡単です。また、他部署ミーティングへの乱入もWelcomeな雰囲気があり、Helpfeel社のValueの一つである「Be open」を体現したカルチャーだと感じています。

さて、エンジニアがプロダクト改善に関わっていく上での最大の課題と感じるのは、シンプルにやることが多すぎるという点です。通常の開発業務をこなしながら、セールスが今のプロダクトを売っていく上で足りないと感じている機能は何か、導入/運用を行うメンバーが何に困っていて、業務効率化のインパクトが大きい改善は何なのかということを深く考える必要があります。

Helpfeel社ではエンジニアも含めて全メンバーがプロダクト改善提案を主体的に行っていますが、この体制が実現できる背景として、上述のような他部署の状況把握が簡単という環境があると思います。

3. 解くべき価値のある課題に、ユニークかつ妥当な技術アプローチで取り組める

Scrapboxの厳選面白ポイント三つめ …はそろそろ怒られそうなのでやめておきます。
私は、これまで解決の難しかった課題が新しい技術の登場によって解決可能になるシチュエーションに興奮します。
Helpfeelの技術的な特徴であるクライアントサイド検索はその一つです。クライアント上でのCPU boundaryな検索処理は、メインスレッドから処理を分離する仕組み(Web Worker)無しでは成立しません。(詳しくはNota Tech Conf 2021のdaiizさんの発表をご覧ください)
Helpfeelではこのような課題がまだまだあります。それらは単に技術的に面白いというだけでなく、ビジネス的なインパクトのあるものばかりです。
例えばNota Tech Confでは、クライアント上の検索エンジンをデバッグするための、ブラウザ上のイベントを収集するChrome拡張というアイデアを紹介しました
最近はRust+WASM VMによる、高速かつLanguage-independentなHelpfeel記法パーサの実装にチャレンジしています。
最高にワクワクしますね!

まとめ

エンジニア目線で、Helpfeelという会社やプロダクトならではの魅力を3つ紹介しました。
ちなみに、最初はHelpfeelの検索アルゴリズムの面白さ3選について書こうと思っていましたが、あまりにもマニアックな内容になりそうなのでやめました。アウトラインだけ置いておきます。

・課題領域のドメイン知識を踏まえたアーキテクチャ選定
・コントローラブルかつ説明可能かつ高精度な検索アルゴリズムをどう実現するか
・多様な高速化アプローチの可能性(CDN edge computing, WASM, etc.)

うっかり上記の内容に興味ある方や、それ以外でも気になる方がいらっしゃれば、TwitterやらMeetyあたりでお気軽にご連絡ください!(MeetyにはSIerがどうたらこうたら書いてますが、無視して任意の話をしましょう!!!!)

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