開発部 UIデザイナーのkuonです。
6月に第一子、長女が生まれました。現在は育休も明け仕事と育児に奮闘中です。
今回はそんな中で、育児と仕事の両立に役立っているプロダクトをご紹介します。すべて基本機能は無料で使用することができます。
1. Toggl track
弊社はフルフレックス・フルリモートなので在宅かつ自由な時間に働くことができます。
育休が明けた後も、この制度のおかげで育児に参加しながら働くことができています。
さて、『Toggl track』は手軽にタイムトラッキングをしてくれるアプリです(Web、スマホ、desktop等様々なデバイスに対応しています)
業務中に、突発的に育児タスクが発生することがあります。(急なギャン泣き、哺乳瓶のストック切れ、etc...)
そのような時、通常は会社で導入されている人事労務ツールで休憩ボタンを押して休憩に入り、育児タスクを完了したら休憩終わりボタンを押して業務に戻ります。
昼休みなどの通常の休憩であればこのフローでも問題ないのですが、育児タスクだとその手間さえ惜しいです。
『Toggl track』のmac用desktop appで業務時間を記録していると、macがスリープ状態に入ったり、アイドル状態になったら自動的に記録をストップしてくれる機能があります。
macbookをパタリと閉じるだけで育児タスクに取りかかれるのでとても重宝しています。
Togglで記録した業務時間を会社の人事労務ツールに入力する手間は発生するのですが、終業後の落ち着いたタイミングですればいいのでそこまで困ってはいません。(どうにか自動化できれば最高ですが)
2. 育児記録アプリ ぴよログ
授乳時間やおしっこ、うんちなど育児にまつわるタスクを何でも記録してパートナーと共有できるアプリです。
画面を操作するUIもシンプルでわかりやすいですが、このアプリで特に便利な機能は、スマートスピーカーなどのAIアシスタントと連携することで、声で操作できることです。
授乳時間をしっかり記録しておくことで、泣き出したときにお腹が空いてて泣いているのか他の要因なのかの判断材料になって便利なのですが、授乳中は両手が塞がるのでアプリの操作ができません。
我が家では押入れに眠っていたAlexaを引っ張り出して「Alexa、ミルク」で記録できるようにしています。
また、授乳時間の確認もiOSウィジットに対応しているので、iPhoneのホーム画面から確認できます。
結果、私のユースケースでは、アプリ画面をほぼ開きません。
画面操作がなくても「良いUI」が成立するのだとUIデザイナーとして勉強になりました。
3. 家族アルバム みてね
家族に写真を共有するシンプルなアプリですが、とても質の高いUI/UXを提供しています。
「あのときもっと写真撮っておけばよかった」と思うことがたまにあります。私は猫と犬を飼っていますが小さいときの写真があまりありません。(動物って一瞬で大きくなりますよね)
『みてね』が素晴らしいのは、「たくさん写真を撮る」モチベーションが湧いてくるようにデザインされている(と思う)ことです。
私の『みてね』の使い方はひたすら撮った写真を追加しているだけですが、
- 写真を追加すると、追加順ではなく撮影した日付順にアルバムとして追加される
- 家族の近況が確認できる(既読みたいな感じ)
- たまーに家族の誰かがコメントしてくれる
上記の機能があることで生まれる
- アルバムとしてのストックされていく感、コレクションしている感
- 撮った写真を誰かが見てくれている感
がとても気持ちよく、激動の育児の合間にもシャッターチャンスがあれば撮るようにしています。
他にもスライドショーを自動生成して急に見せてくれたり、iOSのウィジット機能でiPhoneのホーム画面に1ヶ月前の写真を表示してくれたり、ふとした瞬間の癒やしも提供してもらっています。
楽しく続けることで「あのときもっと写真撮っておけばよかった」という未来の自分のペインも解消してしまう、ものすごいサービスです。
おわりに
世の中には素晴らしいプロダクトがたくさんあるんだなぁとしみじみ感じます。まだまだ戦いはこれからですが、いろんなツールを駆使しつつ頑張ります。