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仕事と育児のバランス術:プロダクトデザイナーの育休レポート

吉原 建
デザイナー
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こんにちは!takeruです。Helpfeelでは開発部でプロダクトデザインを担当しています。

私は今年の7月から10月までの約4ヶ月間、育児休業を取得していました。この記事ではHelpfeel社で育児休業を取得した感想と、そのノウハウについて書いてみました。

育休の開始まで

我が家では今年の2月に第二子が生まれました。家族で相談して妻が前半の3ヶ月、私が後半の3ヶ月で育休を取得し、生後7ヶ月での保育園入園を目指すことにしました。(最終的には保育園の待機期間が発生し、私の育休は4ヶ月に延長)

共有は早い方がよいと思い、出産予定日の3ヶ月前にはチームメンバーや上司に伝えました。気心の知れた仲間たちですが、長期の休業を申し出るのはやはり気を使います。ところがその時は、仕事の話以前に皆がとにかく一緒に祝ってくれました。おかげでその後は安心して準備を進めることができました。ちなみに開発部では、このときなんと3人(全て男性)が同時に育休/産休を取得するというめでたい状況になっていました!

育休中の問題

準備万端で突入した育休でしたが、いざ始まると問題だらけでした。

毎晩の寝不足が続き、そこから体調不良になってしまいまともな育児生活が送れません。夜泣きが大変なのはもちろんですが、それ以外にも「仕事中心の生活」から「24時間育児を続ける生活」へのギャップが大きな原因だったと思います。

育休に入ってからしばらくは、仕事が気になって子供に集中できない時期もありました。Helpfeel社ではフルリモート、フルフレックスの働き方が定着しています。私もほとんどの仕事を自宅で行っていたため、育休の前後で周囲の環境が大きく変わったわけではありません。同じ環境下では、ついいつものように仕事に意識が向いてしまうのです。

これではマズイと育休中の過ごし方を改めることにしました。

対策したこと

① うまく諦める

育休に入っても、普段から続けている習慣、たとえば最新情報のキャッチアップや小規模な個人開発等をなかなか断ち切れずにいました。こうした活動に無理に固執していたことが、寝不足や体調不良につながっていたように思います。少なくとも育休期間はこれらをキッパリ諦め、今やるべきことに集中することにしました。長年続けてきた習慣に比べ、この育休期間は人生の中でもほんの短い期間に限られています。そう考えた時、自分の中で優先順位が明確になりました。その後、全てのリソースを育児と休養に回してやっと体のバランスが取れるようになりました。

② 切り替えの習慣づけ

育休期間中でも最低限の確認や事務連絡のためにPCを開くことはあります。ところがいったんPCを開くと、ついついSlackやScrapboxで仕事の動向を追ってしまいます。その結果「この情報、しっかり残しておけばよかった!」とか、「ああ、これは自分がやりたいな」と意識が持っていかれ、育児がおろそかになります。元々リモートワーク環境なので、やろうと思えばそのまま作業できてしまうのも怖いところです。

対策として、こうした情報は1日1回15分と時間を決めて確認し、それ以外の時間は考えないことにしました。時間を決めて強制的に情報をシャットアウトすることで、余裕を持って育児に集中できるようになりました。

またこの問題に関しては、マインドフルネス瞑想がとても効果的でした。マインドフルネス瞑想は、過去や未来に囚われずに今この瞬間に集中するための瞑想法です。短時間でも実践できるため、子供が寝ついた後にでも試すことができます。意識をリフレッシュするのにとても役立ちました。

終わってみれば、あっという間だった

4ヶ月の育休も、終わってみればあっという間でした。今回の育休では、「育児に集中する」という意識で生活をを改めたことにより、かなり充実した時間を過ごせたと思います。

多くの人にとって仕事は数年、数十年に渡って続く長い活動です。その中でも、24時間子供だけに向き合うことができる育児休業はわずか数ヶ月の本当に貴重な期間です。

この記事が、その時間を有意義に過ごすための参考になれば幸いです。

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