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スタートアップにsales一人目で転職して限界まで自分を追い込んだら、 案の定限界が来て、みんなに助けられながら新しい働き方を見つけられた話

高山 晃司
セールスマネージャー
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こちらはNotaメンバーが日替わりで語るNota Advent Calendar 2021の13日目の記事です。

こんにちは!Notaのsalesをしている高山(@koji_takayama88)です。
Notaにjoinして1年半が経ちました。せっかくなのでスタートアップにsales1人目で入ってみて実際どうだったのか振り返ってみようと思います。

こんな人におすすめ

  • 大手からスタートアップへ転職を考えている方
  • すでにスタートアップで働いている方
  • 日々全力で頑張っている全ての方

目次

  • あなたは誰
  • スタートアップはマラソン競技
  • 片付けても片付けても押し寄せるタスク
  • 走り続けるために自分を守る
  • メンタル不調は突然に
  • 限界を知る
  • マラソンはまだまだ続く

あなたは誰

約9年間働いた外資系企業から初めて転職。
ご縁があり、2020年7月にNotaのsales一人目としてjoinしました。
*お時間あればこちらの記事も是非 ”ゲームチェンジャー”を共に目指す仲間を求ム!1人目セールスが語るNotaの魅力

スタートアップはマラソン競技

入社前に別のスタートアップに勤める知人に言われました。

スタートアップの仕事の進め方は短距離走じゃなく、長く遠くまで走れることが大事。
新しい環境の中で早く結果を出そうと全力で取り組む姿勢はもちろん必要ですが、いつか息切れをしてしまう。
適度な息抜きが大事だよーというメッセージだったと思いますが、振り返ると当時の私はここの想像力がなく、
あたかも終わりがある短距離走の感覚で入社後から全力疾走をし続けます。

片付けても片付けても押し寄せるタスク

今ではsalesチームも10人を越える大所帯になりましたが、2人目が正式に入社してくれる9ヶ月近くの間、私はざっくりとこんな業務をやってました。

▼案件創出
 資料DL・問い合わせ・ホワイトペーパー系リードの対応
 比較サイト経由でのリード対応
 個別紹介や株主様からの紹介案件対応
 セミナー・イベント後フォロー及び登壇
 アタックしたいターゲットリストの作成
 既存リードクレンジング・SFDC各種整備
 紹介系外部サービスの検討・導入・管理
 銀行紹介案件の折衝
 協業案件の折衝
▼顧客対応
 新規商談
 既存案件の更新面談、アップセル交渉
 特殊契約時の条件すり合わせや社内の承認取得
▼マネージメント
 業務委託をしていたインサイドセールスチーム日々の案件確認、ロープレ、数字の取りまとめと共有
 営業チームのKPIの再設計
 業務委託を依頼していたメンバーへの戦略共有
 営業資料の定期アップデート
 週2回の全体mtg開催
 他部署との連携
 代表洛西さんからの緊急性を伴う依頼事項の対応
▼採用
 書類審査
 カジュアル面接
 通常面接
*多いときは週に5件近く面接、累計100名近くは実施

おそらく他にもありますが、大体こんな感じです。
今振り返るとかなりの業務量。押し寄せる目の前のタスクをひたすら打ち返す状態でした。

また、対処すれば減ると思っていたタスクは、スタートアップの環境下だとなぜか増えます。びっくりです。
本来であればおぼろげにも形を作り、それを誰かにバトンタッチすればタスクは減るのですが、そのバトンを渡す人がsales一人目だといないので自分で持ち続けなければいけません。かつ良い取り組みであればあるほど内容が膨張していくというおまけ付き。

1分1秒が惜しく、前職で身につけたマルチタスク同時処理で何とか乗り切っていました。
そんな状況にもがき苦しみながらも、自分で考え、選択し、物事を切り開き、成長していると言う感覚を日々持てたことはとてつもなく楽しかったです。(謎のベンチャー感に酔いしれるtakayama)

*2021年以降優秀なsalesメンバーが続々と入社され、当初描いていた組織化が実現。
上記にあげた大半は専任の担当へ業務を引き継いでおり内容もブラッシュアップされ続けています。

走り続けるために自分を守る

全力短距離走を続けると心身ともに何らかの無理が生じます。
そんな状態でも走り続けるためには、やはりドーピングが必要です。

手に取ったのは栄養ドリンク。
ちょうど家の近くのドラッグストアが閉店することになり、なぜか栄養ドリンク各種が破格の大バーゲン状態。

あとはサウナ。めっちゃ行きました。もともとサウナーではあったんですが、回数が増えました。
サウナには人類の叡智が詰まっています。

Nota東京オフィスは新橋にあるので、特にOASISサウナ アスティルによく通ったのですが、気づいたら数ヶ月間でゴールドカードへ昇格してました。

*ゴールドカードはアスティルへ50回通うともらえるレアカードです。

メンタル不調は突然に

2021年3月中旬。なんとかドーピングとサウナで騙していた心身にもついに限界が来ました。

この頃は忙しさのピークで、昼飯抜きノンストップで終日商談か社外の打ち合わせ。
朝目覚めてから寝るまでとにかく仕事中心で生活が周ってました。土日は平日にできなかった作業の埋め合わせ。
意識の全てを仕事に捧げる毎日が当たり前になっているのが日常でした。相当働きました。

社外との折衝も多く、気がピーンと張り詰めた状態がひたすら続いたことで、
ネット記事でよくあるメンタル症状が面白いように自分にも出てきます。

  • 何もやる気がおきず新しいことが考えられなくなる
  • 食欲がない or 過食
  • 目、顔の痙攣

メールを送る先を間違えるなど、社会人になって10年間一度もしなかったようなミスもし始め、かなり落ち込みました。
そういった状態で求められるsalesとしての数字のプレッシャー。

あ、限界かもと何かの糸がプチンと切れ、
助けて欲しいと代表をはじめ、主要メンバーにSOSを自ら出しました。倒れる前にここでSOSを言えた自分を褒めたいです。

SOSを出したあと、すぐに業務委託で手伝ってもらっていたsalesメンバーが私の業務をとことん巻き取って剥がしてくれました。彼は経験上、SOS後に業務を巻き取る上でのコツを知っていました。中途半端にやらずとことん剥がす。すごく助かりました。当初、タスクが自分の中から離れていくことへの不安がありましたが、すぐに解放され心身ともに身軽になりました。

また、他部署のマーケティングやウェブディレクターのメンバーが、「私が代わりに新規商談やりましょうか?」と気遣ってくれたのはとても嬉しかったです。みんなありがとうございます。

限界を知る

自分で言うのもなんですが、体育系で体力あったし、前職での経験でストレス耐性もあったので全力で走り続ける自信はありました。それでも確実に限界はきますし、案の定自分にも訪れました。(頑張れちゃう人であればあるほど自分の限界にはなかなか気付けないかもしれません)

ゲームのマリオカートのように、1回全力疾走でこのコースを経験をした人は、ある程度ここの匙加減やバランスが掴めると思います。もし私が当時に戻れるとしたら、そして2周目を走るとしたら下記の2つを強烈に意識します。

①やらないことを決める
②依頼されても全て受けず、場合によっては断る

このことで自分のパフォーマンスを長く維持することができます。
限りあるリソースで組織の最大化を求めるにはどうすればいいか。それは個々を犠牲にせず成し遂げられるか。無理をさせていないか。大事な気づきを得ました。

また、自分のできないこと、そして弱い部分を受け入れる良い経験にもなりました。
SOSは決して逃げではなく、長く走るための休憩にすぎません。だってスタートアップは長い長いマラソンなので。

これをきっかけに土日もPCを開いていた自分が、見ない日を決めました。Netflix・アマプラ、ガッツリ見れてます。
全てはこれからもNotaで長く走り続けるために。🏃♂️

マラソンはまだまだ続く

もちろんこれからもマラソンは続きます。
多くのサービスに”Helpfeel”を導入いただき、カスタマーサポート業界の”不”を解決するにはとにかく人が足りません!
一緒に走り続けるメンバーを大募集しております。

Notaも組織化され当時私が経験したような無茶な働き方はもうないですが、まだまだこれから理想のサービスを作り上げるフェーズです。会社全体もこの1年で従業員が2倍に増え大きく変化しています。課題は山盛りですし、自分がやった仕事に対してすぐに手応えを感じられます。このフェーズめちゃくちゃ面白いですよ!
少しでもピンときた方はぜひ一緒にお話ししましょう!

採用サイト: https://notainc.com/ja/recruit

明日はエンジニアbalar Rさんの Scrapbox開発スタイルのお話です。
楽しみだ!

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