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京都から発信するグローバルUIデザイン。GyazoやScrapboxを開発するNotaのUIエンジニアに話を聞いてみた

Helpfeel Staff
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GyazoやScrapboxを開発するNota, Inc.の開発メンバーに気軽にCEOの洛西がインタビューしていく連載企画です。 第2回は、UIエンジニアの吉原に話を聞きました。

吉原建(Yoshihara Takeru)

NOTA Inc.のプロダクトデザインを担当。2010年までは家電メーカーでハードウェアデザイナーとして携帯電話のデザイン業務に従事。仕事の中でUIとソフトウェアの面白さに惹かれ、退職後に慶応義塾大学大学院の政策・メディア研究科にて修士号を取得。その後iOSアプリの開発業務を経て、現在はNOTA Inc.にてwebサービスのUI/UX周りを開発。ビジュアルワークとコーディングの両側面から質の高いプロダクトの実現を目指す。

以前はハードウェアのデザインをしていた

Notaに入社する前はどんなことをしていましたか?

Notaに入ったのは2015年。それ以前はいくつか職歴がありまして、一番最初はプロダクトデザイナー、携帯電話を中心とする家電製品なんかのハードウェアのデザインをやっていました。いったんハードウェアからソフトウェアのほうに興味が湧いて、前職を退職して大学院に入りました。そこで洛西さんと出会って、いくつか別のアプリケーションのエンジニアとしての職歴を経て、洛西さんに誘われてNotaに入ってきた感じですね。

Notaではなにをしていますか。

Nota社内でGyazoやScrapboxのUI部分であったり、あとは多少ブランディングにかかわる部分のデザインをやっています。2年前にNotaに来た時にはもうGyazoのプロダクトが立ち上がっていたので、一からデザインというのではなく、日々改良していくという感じで始まりました。

デザインは英語ベースで行なう

Notaのデザイナーチームは何人くらいで、どういう役割分担で仕事をしていますか。

デザインチームはぼくとカナダ人のTiroの2人です。役割分担としては、Tiroがビジュアルに強いので、ブランディングであったりグラフィックに関する仕事はさくさくスピーディにやっていく。ぼくは多少コーディングができるので、自分やTiroのアイデアを実際にモックアップとしてみせたり、デザインの実際の実装を行ったり、テクニック上どういう技術が必要になるかを考えたり。はっきり分けているわけじゃないけど、自然とそういう役割分担になっている感じです。

Notaのプロジェクトって、パッと見た目、日本のサービスではないような印象を受けますが、意識してデザイン面で取り組んでいることはありますか。

デザインする時の順番ですね。ざっくりいうと、サービスとカスタマーの関係が、英語はカジュアルな感じがします。日本語はすこしフォーマル。なので、最近はいったんシェアの多数を占めるグローバルな状態でデザインなり雰囲気なりを作った上で日本語に直していますね。

ツールは最新のものをつねにチェック

デザインチームはつねに新しいツールを試しているという印象があるのですが。

とくにTiroは新しいツールが好きなんです。これちょっと面白そうだから試してみようというのは、彼が探してきて、じゃあ、一週間だけ使ってみようという使い方が多いです。意識はしていないんだけど、試すツールは海外のものが多いですね。

それがGyazoとかScrapboxのUIを作る時にちょっとアイデアとして参考になることはあるんですか。

めっちゃあります。UIを考えている時にあのサービスのここの部分で使われていたやつ、このケースに似ているんじゃないかという話は流れとしてすごく多いです。

簡単に比較できるように動くモックアップを作る

デザイナーチームの2人のやりとりとかデザインの確認をしあう時、どういうプロセスでやって、どんなツールを使っていますか。

デザインする時って、モックアップを作ってそれを「どうかな?」って見せる機会が多いんです。モックアップには動くモックアップと動かないモックアップがあるんですが、それぞれで、使うツールであったり見せ方、心がけるところが違ってきます。動かない単純なモックアップであれば、最近はInVisionでやっちゃうかな。

動くモックアップのほうはやっかいで、なるべく本番に近いhtmlそのもので書いてみたり、Gyazoそのもののデータベースを使ってステージングサーバで作ったものを見せたりします。

その場合に心がけるのは簡単に比較ができるように見せることです。開発ベースでいきなり作ったものを見せて「どうかなあ」と言われると、見せられるほうもけっこう困ると思うんです。とくにリモートだとその場で細かい説明までできないので、たとえば、Scrapboxで事前の説明になることを全部書き出して、ちゃんと状態把握できるような準備をした上で、候補A、候補B、候補Cみたいにモックアップを見せるだとか、そんな工夫をしています。

リモートワークを活用し、育児との両立も

さいごに、働き方について教えてください。リモートでよかったと思うところはありますか。

ぼくはオフィスで作業するのが好きなので、オフィスに来る機会が多いんですが、リモートワークはめちゃめちゃ助かっています。週1、2回くらいは家で仕事する日を作ってますね。まだ子供が2歳で小さくて、保育園の送り迎えだとかがありますし、保育園に行き出すと病気になりがちなので、週に2、3回は病院に行くんです。そういう時にぼくが連れていかないと回らない場合もあります。

うちの奥さんも最近は家でフリーランスのデザインの仕事を始めたので、お互いに「これはダサい」「これは格好いい」みたいな意見の出し合いがやれてしまうあたりが、ふだんオフィスでやる仕事とはまた別の感覚ですごく楽しいですね。

NotaではGyazoを一緒に開発するRails/JSエンジニアを募集中です。 興味がある方はご連絡下さい!

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