ウェブアクセリビリティの先進事例と成果とは?サイボウズ、freee、SmartHR、Helpfeelが登壇したセミナーレポートを公開

Helpfeelは共催セミナーの実施を強化!4月に3回の共催セミナーが決定!

株式会社Helpfeel(以下 当社)は、2023年10月26日に開催したオフラインイベント「企業でのアクセシビリティ向上 『成果』をどう考える?」のセミナーレポートを公開したことをお知らせいたします。

本セミナーでは、2024年4月1日に障害者差別解消法 改正法が施行となり注目が集まる「ウェブアクセシビリティ」の先進事例や成果について、アクセシビリティ推進に挑むサイボウズ株式会社、フリー株式会社、株式会社SmartHR、株式会社Helpfeelの4社が登壇いたしました。

当社では現在、共催セミナーの実施を強化しております。2024年4月11日(木)の株式会社インゲージとの共催セミナーを皮切りに、3回の共催セミナーを開催いたします。

テーマ:
企業でのアクセシビリティ向上 『成果』をどう考える?

登壇者:
サイボウズ株式会社 デザインテクノロジスト 小林 大輔 氏(@sukoyakarizumu
フリー株式会社 デザインマネージャー 伊原 力也 氏(@magi1125
フリー株式会社 デザインシステムディレクター 山本 伶 氏 (@ymrl
株式会社SmartHR アクセシビリティスペシャリスト 桝田 草一 氏(@masuP9
株式会社Helpfeel エンジニア Pasta-K(@pastak

モデレーター:
株式会社Helpfeel エンジニア yado(@giga_yadoran

■アクセシビリティ推進に取り組む企業の現在地

まずはフリー株式会社の伊原氏が、対談テーマである「成果」について定義した。成果にたどり着くまでの流れを図解すると、次のような説明になる。


最初の起点は「社内啓発」。全社でアクセシビリティへの意識を持ち、組織として「アクセシビリティとは何か」を理解・評価する仕組みが作られる。さらにプロダクトの開発プロセス内に「改善する仕組み」を入れ、品質ガイドラインが遵守されているかをチェックするプロセスが発生する。次に「社外発信」でガイドライン策定や、導入製品に関する情報を社外に公開する。最後が「マーケ・サクセス」だ。

ユーザーサポートや市場開拓、新規のリード獲得から契約、ユーザーの推奨にまで至れば「成果が出ている」と言えるだろう。


■さらなる成果に向けて強化していきたい「マーケ・サクセス」

各社とも現在は社内啓発は堅調で、研修や勉強会を通じて「アクセシビリティとは何か」を浸透させようと取り組んでいるようだ。プロダクト開発現場での取り組みに関しても、ガイドライン策定や改善策のレビューなど具体策を持って進められていた。

一方、マーケ・サクセスの部分に関しては、各社とも共通で現在の課題と捉えており、ユーザーサポートの体制強化、社外への発信について一層注力していこうと模索している最中とのことだ。

■声を上げられる場、受け止める場があるか

企業規模が大きくなるほど、アクセシビリティは求められやすくなる。ユーザーの困りごとをいかに吸い上げ、コミュニケーションを取れるかが対応時のカギとなってくるようだ。

アクセシビリティへの意識が高いクライアントへいかにリーチしていくか。そうした「マーケ・サクセス」に対する課題に効果的な一例に「事例の発信」が挙げられていた。SmartHRでは積極的に導入事例を社外に発信することで、社内の認知度が急上昇。特にセールスにとっては具体的な提案先がイメージでき、モチベーションを高める効果もあったと言う。

■コーポレート部門との連携が新たな観点を生む

では、成果を出すためにどのような点に苦労し、どのような変化が起こったのだろうか。初期の段階では各社とも「社内啓発」に苦労していると言う。一方で成果を出せば、そうした社内啓発の苦労が一気に身を結んでいく。サイボウズやfreeeではそうした変化が目に見えて起きていたと言う。

アクセシビリティがコーポレートブランドや人材採用に影響を与えるケースは今後増えていくかもしれない。他部門と連携したブランディング戦略はメリットに直結しやすく、アクセシビリティを広げていくための新たな視点を与えてくれるだろう。

■「アクセシビリティ」はデザインの一部

アクセシビリティとUIは、グラデーションのようにつながっている。アクセシビリティの視点を持つことにより、情報設計が洗練され、デザイン全体のクオリティが高まっていく場合もあるだろう。

アクセシビリティとデザインを切り離して考えず、デザインの一部として認知する。そのためにも「社内啓発」を地道に進め、認知を浸透させていくことが求められている。今後も各社ともアクセシビリティ推進に尽力していくと言う。


(以上、セミナーレポートより抜粋・編集。
 セミナーレポートはこちら:https://www.helpfeel.com/news/accessibility-2023

■Helpfeelのウェブアクセシビリティへの取り組みについて

Helpfeelは、すべての人から情報格差をなくすことを目指してサービスを展開しています。
すべての人が情報にアクセスできるよう、ユニバーサルなデジタルツールであることが欠かせないと考え、創業当初からアクセシビリティを重視してサービス開発を行っています。求める情報に誰もが辿り着けるサービスを提供することが、当社のビジネスの価値だと考えています。

参考ブログ:https://blog.notainc.com/entry/2023/12/19/193339

■Helpfeelの開発チームについて

ソフトウェア開発やUIデザインの専門性に基づいて、Gyazo・Scrapbox・Helpfeelの3プロダクトの開発・運用と会社の成長に貢献する部署です。

▼募集中のポジションについてはこちらをご覧ください
https://corp.helpfeel.com/ja/recruit#open-positions
▼開発部の組織と働き方はこちらをご覧ください
https://scrapbox.io/helpfeel-dev-careers/開発部_採用情報

■2024年4月の共催セミナーについて

当社では現在、「カスタマーサポート」「生成AI」「DX」をテーマに取り上げた共催セミナーの開催を強化しております。4月には以下の共催セミナーを予定しております。いずれも参加無料となっておりますのでご興味のある分野がございましたら、お気軽にご参加ください。

▼ 株式会社インゲージ × 株式会社Helpfeel共催セミナー

2024年4月11日(木)14:00〜15:00
最強のカスタマーサポートが知っておくべき「問い合わせ対応」の最前線

売上に比例し、カスタマーサポートへの問い合わせは増えていきます。問い合わせ対応効率化するためには、そもそもの問い合わせ数を削減するための「自己解決」と、発生する問い合わせ対応への「仕組み化」の両輪が必要となります。
本セミナーでは、カスタマーサポート業務を効率化する最新のノウハウについてお話しいたします。

お申し込みはこちら:https://ingage.jp/relation/event/240411/

▼ 株式会社ヒューマンサイエンス × 株式会社Helpfeel共催セミナー

2024年4月17日(水)13:00〜14:00
2024年最新版 〜生成AIを活用した探しやすいマニュアルとは〜

プレスリリース:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000297.000027275.html

▼ 生成AI × CS部門向け 4社共催セミナー

2024年4月18日(木)14:00〜15:00
事例大公開! カスタマーサポートで生成AIを導入したらこうなった

お申し込みはこちら:https://us06web.zoom.us/webinar/register/WN_wn0n-MOeQKO34362GibhHg#/registration

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サービスサイト:https://www.helpfeel.com
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