AI技術の進化と社会的なインパクトを共有し、業界の理解促進に貢献
AI検索技術で情報格差の解消を目指す株式会社Helpfeelは、2025年2月13日(木)に、報道関係者向けにAI技術の最新トレンドを解説する勉強会を開催しました。
「AIエージェント(※1)元年、国内最先端のAI技術者が揃うAIスタートアップが描く未来のAI社会」をテーマにAI開発の第一線で活躍するエンジニアが登壇。ChatGPT、DeepSeek、PerplexityからRAG技術(※2)まで、AI技術のトレンドとその社会的影響について解説をしました。さらに自律型AIエージェントのデモンストレーションや当社が研究開発中の最新技術についての解説も行いました。
※1:AIエージェントとは、与えられた目標に対して、自律的に実行計画を組み立て遂行し、目標を達成するAIのこと。/ ※2:RAG(検索拡張生成)とは、外部情報を活用し大規模言語モデル(LLM)によるテキスト生成と組み合わせて回答精度を向上させる技術。
■国内最先端のAI技術者が揃うスタートアップが最新情報をお届け
2023年に始まった生成AIの急速な普及は、情報の取得方法やビジネスプロセスに大きな変革をもたらしていますが、同時に正確性の欠如や実用面での課題も浮き彫りにしています。
シリコンバレー発のグローバル企業の当社は、特に自然言語処理に強みを持つエンジニアを擁し、「Gyazo(ギャゾー)」、「Helpfeel Cosense(コセンス)」、「Helpfeel(ヘルプフィール)」の3つのプロダクトを開発・運営をしています。AI研究においても経済産業省の「未踏IT人材発掘・育成事業」に採択された多くのエンジニアを中心に、プロダクトの研究開発を積極的に進めてきました。
本勉強会は、こうした専門性や技術力を備えたエンジニアが、最先端のAI開発の視点から生成AIと検索技術の最新動向を共有し、情報発信と業界の理解促進に寄与することを目的に報道機関の方々をお招きして開催しました。
<開催概要>
2025年は「AIエージェント元年」
国内最先端のAI技術者が揃うAIスタートアップが描く未来のAI社会
〜PerplexityやRAG技術、注目のAIエージェント「Devin」の徹底解説〜
開催日:2025年2月13日(木)
場所:Helpfeel東京オフィス(東京都八丁堀)
■ビッグテックによる生成AI競争の幕開けからAIエージェントがトレンドになる時代に
執行役員 CTO/開発本部長 秋山 博紀
CTOの秋山からは、GPT-3.5のAPI公開を発端にした2023年以降の生成AIの変遷およびトレンドについて解説しました。低コストかつ高性能で話題のDeepSeekに関してはメリットとリスクを分析し、個人および企業利用の視点から見解を示しました。AIの普及に伴い幅広いリスクが存在する一方で、2025年はいよいよAIで成果を創出する時代が訪れます。人の業務をいかに代替するかに注目が集まり、実行計画を立てて自律的に課題解決に向かうシステムであるAIエージェントが今後のトレンドになると述べました。

■世界最先端のAIエージェント「Devin」のトライアンドエラーから学ぶ「自律的である」ことと「誤操作」の社会問題
AI事業室 マネージャー兼AIエキスパート・エンジニア 寺本 大輝
続いて、AI事業室の寺本が自律的に業務を遂行する「AIエージェント」について紹介しました。実際の使用経験を踏まえ、AIエージェントの可能性や将来的に予測される誤操作の課題について解説しました。会場では最先端のAIエージェント「Devin(デビン)」によるデリバリー注文のデモンストレーションを実施し、寺本とAIエージェントがリアルタイムでやり取りする様子をご覧いただきました。

■AIで未来の経営インパクトを創出するHelpfeelの技術力
代表取締役/CEO 洛西 一周
最後に代表の洛西が、AIエージェント時代における当社の技術開発方針と展望について語りました。当社が開発を進めているAIエージェントのデモ画面も紹介し、当社が目指す「人の創造性をサポートするAI」の未来像についても言及しました。

各パートの詳細なレポートは、後日noteにて公開予定です。
https://note.helpfeel.com/
■AI研究を進め、1年以内にAIエージェントをリリース予定
当社は2025年内のリリースを目指し、AIエージェントの研究開発を進めています。開発中のAIエージェントは、目的を指示するだけで、複雑なタスクを分解して分析・考察までを自動化します。データに基づいた最適かつ迅速な意思決定を促し、企業の創造性を支援します。
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000374.000027275.html
当社には、慶應義塾大学環境情報学部教授であるテクニカルフェローの増井や、経済産業省の「未踏IT人材発掘・育成事業」で選出された「未踏スーパークリエータ」をはじめ、学術レベルのスペシャリストが多数在籍しています。この技術基盤を活かして、数年前から高度な自然言語処理(NLP)、特にナレッジグラフや生成AI活用(機械学習・深層学習技術)に関するアルゴリズムの研究開発を行っています。
今後もAI事業室が中心となり、AIエージェントを含むAI技術の開発研究を進め、AIのための統合的なデータ編集・分析・改善環境の開発と、誰にとっても使いやすい検索インターフェースの開発を推進してまいります。

■検索型AI-FAQ「Helpfeel(ヘルプフィール)」について
AI検索で問い合わせ削減も、CX改善も。
FAQ市場でのシェア成長率業界No.1(※3)の「Helpfeel」は、AI技術を活用した特許取得済みの検索技術を用いて、顧客の検索意図を予測し、自己解決を促進するクラウド型AI-FAQシステムです。このAI検索技術により最適なカスタマーサポートを提供し、問い合わせの削減や顧客体験の向上を実現。「The Knowledge Journey(ナレッジジャーニー)」のフレームワークに基づいた伴走サポートにより、自己解決率を向上させる改善活動を支援します。2024年12月時点で累計500以上のサイトに導入されています。
※3:出典 富士キメラ総研「2025 生成AI/LLMで飛躍するAI市場総調査」
サービスサイト:https://www.helpfeel.com
お問い合わせ: https://www.helpfeel.com/contact
サービス資料: https://www.helpfeel.com/download_resource/helpfeel_service_guide